子どもの自律神経失調状態


足と首の異常


子どもの頭痛もめまいも、原因は足裏にあった!

小学生の子どもに、頭痛やめまい(立ちくらみ)が起こるはずがない、ましてや首こり・肩こりなんてあるわけがないと思っていた・・・多くの親がそう言います。
 最初は、脳などに重大な病気が隠れているのではと考え、検査をしたが何の異常もなく、しかしながら、薬を出されたので飲ませていいものかどうか心配になります。迷って、最後に「元気がないから」「体の調子が悪いから」といった理由で、私のところに子どもを連れて来る場合も多くあります。足を調べると、決まって外反母趾浮き指があり、ひどい場合はその左右差もはっきりしています
 さらに、よく観察していくと、左側の骨盤のゆがみ(ずれ)と同時に、背骨が逆の右に曲がる側弯症が見られます。その結果、首や顔の位置がゆがんでいたり、片側にずれ、傾いている場合がほとんどなのです。




外反母趾や浮き指などの足裏の不安定が女子に多い分だけ、頭痛やめまいも女子に多いのです。お母さん方は、足裏の不安定と体や首のゆがみ(ずれ)を指摘されて、初めて足と頭痛・めまいとの関係が分かり、納得されます。それは、自分自身にも当てはまるからです。子どもの頭痛やめまい・立ちくらみは、決して「仮病」や「思春期症」ではないのです
 名古屋市立大学病院小児科の大規模調査で、中学生の20人に1人の割合で偏頭痛が見られたとの報告があり、周囲の理解不足から「仮病」と誤解されることもあると指摘し、国際頭痛学会で発表されました。
検査をして、緊急性や重大な病気が隠れていない場合、放っておいても問題のない頭痛やめまいの場合は、足裏から全身を整えて、首のゆがみを正常に戻すことが必要なのです。その証拠に、自分で首を回しボキッと音がした後、急に頭痛やめまいが止まったとか治ったという人は、かなり多いと思います。また、日々の生活の中で頭痛がしたり、苦しくなってくると、無意識にクセのように首をボキッとさせて、自分で治しています。腕の良い治療院で頚椎の調整をしたら、長年の頭痛やめまいが消えたという例も、数えきれないくらいあります。
 
人間は、重力とのバランスを効果的に保つことによって健康が維持されているのです。
先入観にとらわれるのではなく、まず重力とのバランスを整えることを最優先とした上で、今までの治療法を受けるのが最も効果的なのではないでしょうか。


足裏が不安定な子どもは顔面に左右差が生じる

▼大人の例


症状:骨盤の歪み、顔面の左右差、
肩こり、めまい、冷え症、胃腸障害



大人にも子どもにも見られる症状ですが、その中でも特に女性に多く見られる症状です。このように顔面に左右差がある人は、頭痛・肩こり・首の痛みなどを訴える場合が多く、ほとんどに一致して言えることは外反母趾指上げ足(浮き指)などの足の不安定があるということです。そのほか、口が開かなくなる・噛む時に顎が痛む・音がするなどの「顎関節症」や噛み合わせが悪くなる「偏位不全咬合」といった症状も多く見られます。

こういう人たちは、ほとんどの場合、脚の長さや骨盤の高さ、肩甲骨の位置が左右で異なり、顔面にも左右差があります。
 顔面については、鼻筋が曲がっている・口元や頬が片寄る・目やまぶたの左右差などが見受けられます。顔面の左右差を見つける方法は、仰向けに寝かせタオルなどで目を隠し、頭側から見て鼻筋と顎(あご)の先が一直線上にあるかどうか確認します。一直線上からずれている場合は、背骨や顔が曲がっているというい意味です。中には、顔の左右で輪郭も大きく違う人もいます。
 これは、人間の土台である足が不安定になり、さらに左右差が生じた場合、その差が大きければ大きいほど、特に軸足ではない弱い方の左足が外方向に流れてしまいます。これが骨盤に歪みを発生させ、歪んだ骨盤に合わされて背骨が曲がってしまうということです。すると今度は、首や顎関節・顔面の筋肉がバランスを保とうとして背骨の曲がりに合されてしまうため、顔も曲がってしまうのです。


積み木を思い浮かべて下さい。最初の一段目が歪むと、重力とのバランスを保とうとして、上部にある顎関節がもっとも多く合わせてしまう結果なのです。
かつて『アンバランス』『ジェンガ』といったようなブロックを抜いては高く積み上げていくというゲームが流行しましたが、あれを思い浮かべて頂けると、よりわかりやすいと思います。奥のブロックを抜いたら、それを積む時一番手前に乗せないとうまくバランスが取れずブロックが崩れ、ゲームに負けてしまいますよね。


昔から『鼻筋が曲がっている人は背骨も曲がっている』と言われてきたのは、足裏の不安定は身体の上部にある首や顔が補うことをうまく表現しています。
女性に多い『顎関節症』『咬合異常』『顔面の左右差』『姿勢の乱れ』は『足裏の不安定から始まる』何よりの証拠なのです。これらの不調が女性に多く発生するのも、先に述べたように『女性は男性に比べて筋力が弱い』→『重力の影響をより多く受けやすい』ということなのです。
そしてこれらのほとんどの人が、首へのダメージを少なからず受けており、若くても自律神経失調症状があり、その症状はひどい場合が多いのです。

このサイトに掲載している情報は、医師の治療を受ける機会を奪うものではありません。
医師の判断を優先され、あくまで「自分でできる未病改善」の参考として下さい。

Kasahara

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