子どもの「うつ」と登校拒否


足裏の不安定と登校拒否との関係


密接な関係にある足裏と登校拒否

不登校は自律神経失調状態が関係しています。ただ「怠けているだけ」「根性がない」「イヤなことから逃げている」と決めつけているだけでは何も解決しません。不登校とどう付き合ったらいいかわからず、親も不安で心配で、自分を責めてつぶれそうになるだけです。
不登校に対する2008年文部科学省調査で、小学生は22000人、中学生は107000人、中学生では35人に1人が不登校と報道され、この統計には含まれない、保健室で一日を過ごす「保健室登校」や、またその予備軍も相当数いるということを、何年も前から問題にしています。
子どもが不登校になった場合、親として何をしてあげたらいいのでしょうか。
原因を学校や家庭、親子関係、個人的な問題にだけ探し求めるのではなく、まず第一に、自律神経失調状態を改善することから考えてあげるのです。不登校で最も多いのは、「神経症型不登校」だと言われているように、自律神経が誤作動している場合がかなり多く見られるからです。子どもは登校を拒否しているのではなく、体の不調で学校へ行きたくても行けないのです。学校に行けない子どもの90%以上に外反母趾浮き指が見られ、体と首にゆがみ(ずれ)が起こり、自律神経失調状態が起こっているのです。


子ども時代の引きこもりは、大人になっても続いてしまう

小中学校時代に不登校(登校拒否)や引きこもりの経験があると、高校や大学へ進学しても学校になじめず、人間関係もうまくいかず、数ヶ月で辞めてしまい、そこから再び引きこもりになるというケースが多くあります。それ以来、家や自室に閉じこもって、外にほとんど出られないという場合や、近所のコンビニだけは行ける、自分の趣味に関する用事がある時だけ外出できる場合などの個人差はありますが、社会生活に順応できない状況が続く可能性が高いのです。
 
このように、小中学時代からの登校拒否や引きこもりは、成人してからも会社に行けない、行けたとしても職場になじめず、いつも体の調子が悪くついていけないなどの悪い状況が続き、引きこもってしまう元凶になっているのです。ですから、子どものうちにそれを治しておくことがいかに大事か、お分かり頂けると思います。


いじめのストレスに弱い子どもは足裏に原因がある

 自律神経失調状態により、不登校や引きこもりになる子どもが増えていると説明してきましたが、その背景には、もうひとついじめの問題が大きく関わっていることを認識しなくてはなりません。
今のいじめは、より悪質になって、大人の裏社会にも似た残酷さであることが毎日のようにマスコミで報道されています。学校では、正義より悪の方が優位になっている、と多くの子どもたちが感じているようです。
文部科学省の緊急調査で、児童生徒の生命や安全が脅かされるような重大ないじめが、2012年4月から9月までだけでも75,000件となり、昨年度の一年内の70,231件をわずか半年で上回ったことが、中間状況として報道され、いじめの件数は今後さらに増える見通しとしています。今の社会状況から見ても、いじめをなくすことは不可能だと思います。
特に、家庭と学校とでギャップのある子どもは大変です。愛情の裏付けと共に、道徳心を身につけ、気立ても良く、穏やかに育った子どもたちには上手くなじめず、辛い毎日になってしまいます。こんな良い子どもに、外反母趾浮き指があり、足頚性自律神経失調状態が起こってしまうと、その関連症状として、著しい不安感、緊張感、恐怖心などの精神的なストレスをより強く感じてしまうのです。自律神経は、めまい・胃腸障害・便秘・下痢・冷えなどの肉体的な問題だけではなく、精神的な問題も起こしてしまいます。
この段階では、子どもも親も自律神経失調が関係していることに気付くことはありません。しかし、80%潜在的なストレスが蓄積され、感受性が強くなっているのです。これにいじめが加わると、100%の不安感、緊張感、恐怖心に襲われ、追い詰められてくると、攻撃的になったり、キレやすくなったり、家で暴れたり、また逆に徹底的に無抵抗となり、自分の命や安全を守ろうとして、学校に行けなくなり、引きこもってしまうのです。
たとえ、同じようないじめを受けたとしても、足と首に異常がなく、自律神経の働きが安定している子どもは、肉体的にも精神的にも乗り切れる体力があり、軌道修正しながら難題を耐え抜き、それを自分の強さに変えていくことができます。また、これが長い目で見た時、集団活動のいいところでもあるのです。
このように、不登校や引きこもりには、足頚性自律神経失調状態」が隠れているところに、「いじめ」が加わって起こる場合があります。この両方の視点から、問題に取り組んでいくことが重要だと提言しているのです。

このサイトに掲載している情報は、医師の治療を受ける機会を奪うものではありません。
医師の判断を優先され、あくまで「自分でできる未病改善」の参考として下さい。

Kasahara

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