足を上から見ただけでは分からない
「浮き指」とは
近年、国民病とも言える外反母趾の患者さんの多さには日々驚かされていますが、それに比例して多い足の変形が、日本人のほとんどに見られます。
それが、浮き指(指上げ足)です。
小学生・中学生では50%、 大学生・OLでは70%、中高年では80%の方が浮き指(指上げ足)であるとの調査結果が出ています。これは、とてつもなく多い数字です。子どもから大人まで、幅広い年代に多く起こっている浮き指(指上げ足)。まさに、国民病と言えるのではないでしょうか。
まだ世間に出回っている言葉ではないので、初めて耳にしたという人がほとんどかもしれません。しかし、自分が浮き指(指上げ足)であると自覚していないことがどれほど体にとって危険か、これを読んでぜひ知っていただきたいと強く願っています。
この浮き指(指上げ足)は、実は外反母趾よりも多く、また外反母趾よりも怖いと言われています。なぜなら外反母趾は、指の変形にすぐ気づくことができますが、浮き指(指上げ足)は知らないばかりでなく、自分では変形に気づきにくいからです。
指が浮いているとは、どういうことだろう?
指なんて浮いてないのに・・・
どんな変形が、浮き指なの?
それでは、浮き指(指上げ足)について詳しく説明していきます。
本来、足は3点歩行をしなければならない構造に作られています。
3点をつくことによって、初めてバランスが保たれるのです。
そして足は、歩行時や運動時など、地面からの衝撃を吸収・無害化する役割を担っているのですが、指が浮いているということは、3点で使うはずの足が2点でしか使われておらず、それらの役割を完全に果たせていないということになります。つまり、歩行時や運動時などにかかる地面からの負担を足でしっかり吸収・無害化できていないのです。ですから、その過剰な負担は足で抑えることができずに、それより上部のどこかに伝えてしまうため、身に覚えのない痛み・負傷の瞬間を特定できない痛み・慢性痛を引き起こしてしまうのです。
外反母趾よりも怖いと言われる理由は、痛みが足だけにとどまらず、上部のどこかに伝えてしまうからなのです。
写真のように、足裏の指の付け根にタコがあったり、皮膚が硬くなったりしている場合、浮き指(指上げ足)であると判断します。これは、その名の通り指が浮いていて、地面に接していない状態を表すのです。
これは関節が柔らかいだけではないのか?と思う人もいらっしゃると思いますが、そうではありません。浮き指(指上げ足)でない人は、指を上げてもある一定の角度でピタリと止まるのです。その基準は世間では認定されていませんが、20年以上研究・調査をしてきた事実に基づき、自信を持って、私は90度と定めました。
このように、足の親指を甲側へ押した時、90度以上曲がってしまう場合を浮き指と言います。足の指が浮いて反ってしまうということは、歩行時も足の指が浮いていて、踏ん張って歩いていない証拠なのです。
女性の3人に1人、男性の2人に1人が浮き指になっています。外反母趾を含めると女性の80%、男性の60%に足裏の異常があり、これに伴って原因のはっきりしないひざ痛・腰痛・首の痛みや、体の不調である自律神経失調状態・うつ状態が起こっているのです。 これに気づかないのは現代医学の落度なのです。
これが「浮き指」です。浮き指は外反母趾より多く、原因が分からない痛みや不調の隠れた原因になっています。
そして、これは大人だけでなく、子どもにも多く見られることが問題なのです。
あなたのお子さんは、原因のはっきりしない体の不調を訴えてはいませんか?
医師の判断を優先され、あくまで「自分でできる未病改善」の参考として下さい。
新着情報
- 2015-11-14
- サイトを公開しました
子どもの浮き指
1.足を上から見ただけでは分からない「浮き指」とは
2.浮き指(指上げ足)になる原因
3.子どもの60%に足の異常がある
4.人間本来の3点歩行を、体に教え込んでください
5.足を正しく使って生活する国の子どもたち
6.原因の思い当たらない心身の不調は、浮き指が原因だった!
7.浮き指は、自律神経をも狂わせる
8.足裏の異常は、成人後も腰痛・肩こりを引き起こす
子どもの足と体を守るグッズ
-
子ども達の足と体を守る靴下が登場!
独自の3本指構造と、甲部分に編み込まれた2本のテーピング機能で、足裏から全身のバランスを整えて、健全な骨格育成を育みます♪
子どもでも履きやすいデザインになっています。 -
履くだけで、足裏のバランスが整い、すね・ふくらはぎ・ももへの負担が軽減! 2本のバンデージサポーター&3本指タイプのW機能で、足裏から全身のバランスが整います!
-
かかとの柔らかさに近付けた、人工筋肉素材「ソルボ」の心地良いクッション性で、かかとからの過剰な衝撃とねじれを吸収無害化し、足・ひざ・腰・首を守ります。
-
両手を入れるポケット付きだから、力の弱い方でも強力に骨盤と股関節をサポート!股の間が開き、ももが出っ張る「股関節のO脚」に。股関節の痛みや腰痛対策にも最適。ベルトがどこでもつくので、サイズ幅もあり、微調整ができて便利。
-
専用の首サポーターで、重い頭を支えて首への負担を軽減し、首を守ります。装着しながら日常を送ることで、首の加圧トレーニングとなり、首が鍛えられます。クッション性のいい素材で首が楽。パソコン・スマホ時・新幹線や飛行機などの移動時に最適!
- その他のグッズはこちら
子どもの足と体を守る書籍
-
「一生の足は小学校3年生までに決定づけられる!」
いまやクラスの60%以上に、足裏の異常である外反母趾・浮き指が見られます。
育ちざかりの子ども達を、原因のはっきりしない体の不調や痛みから救うために、今できることがあります。ぜひこの一冊を手に取って、子ども達の健康を守りましょう! -
ロコモと診断され、あらゆる治療法を受けてきたけれど、ひざの痛みが治らないという方が、唯一行っていないのが「ひざサラシ固定療法」。この根本療法を是非、試してみるべきです。
-
肩こり・腰痛は足の『浮き指』が原因だった!98%は足裏から治る(浮き指測定器付き)「浮き指」は外反母趾よりも危険!気づかないうちに浮き指から全身が痛んでいた。自分でできる治療法と正しい歩き方で、ロコモ・ニューロ・メタボを根本改善しよう!
-
「悪い足による悪い歩き方」で、日常生活を送っているだけなのに、「ムチウチの後遺症状」に悩まされている方におすすめ!肩こり・首こり、頭痛、めまいなどの自律神経失調状態や、足頚性うつ状態には特に、首を支えるサポーターが必要不可欠なのです。大ヒット56万部を突破したベストセラー!
-
外反母趾・浮き指研究の第一人者、笠原先生の代表的な著書。成人女性の約80%、男性や小中高生の約60%に起こる足裏の異常と、全身に引き起こされる体の痛みや不調との関係を分かりやすく説明した一冊。
- その他の書籍はこちら