子どもの外反母趾

裸足で生活をする国の子どもたち


今から20年以上前、足裏の異常が身体の様々な部位に不調をもたらすと気づいた私は、自分の治療家生命を懸けて、インドネシア・タイ・マレーシア・フィリピン・メキシコなどの奥地や離れ小島で、ほとんど裸足で生活している人たちの足を、5年かけて調査したのです。調査結果は歴然としたものでした。また、その調査の中から「日本人の子どもの足と体が危ない」状態にあることを知り、この事実を早く世に広めなければという正義感に駈られ、今日に至っています。
「足と健康との関係」「重力とのアンバランスが原因のはっきりしない損傷を起こしている」など医学書にないことも多く発見することができました。
これが、足の研究に更にのめり込むすべての始まりだったのです。

幼稚園児くらいまでは、裸足の国の子どもと、日本人の子どもとの足に大きな差は見られません。つまり、足指がまだ発達していないので、共通して指が浮いて扁平傾向の状態です。ところが、小学校に入学する年齢から小学3年、4年生と学年が上がるにつれて、裸足で歩く国の子どもたちの足は、次第に足指が踏ん張ってしっかりとした足裏のアーチが出てきました


●「日本の子ども」と「裸足の国の子ども」ではおよそ小学校3年生くらいで”足裏の異常の発生率の差”が大きくなり始める

逆に、日本人の子どもたちは、そのまま足指が浮いて、はっきりとしたアーチが形成されません。その差が最も大きく出てくるのが、小学3年生くらいなのです。一生の足は、小学1年生くらいから傾向づけられていき、小学3年生くらいまでに決定的となることが調査で分かったのです。


裸足で歩く子どもたちの足は、常に安定しているので、上半身もしっかりしています。余分な力を必要としないので、柔軟性・平衡性・機敏性が非常に安定しており、運動神経も発達しています。一方で、日本の子どもたちの足はいつも不安定になっているので、上半身も不安定になります。土台の不安定を、体の上部で補おうとするので、子どもにも猫背や側弯症が起こりやすいのです。



また、土台の不安定を首で補った結果、首に異常が起こり、自律神経に悪影響を及ぼします。すると、体にも不調が起こり、さらには原因のはっきりしない、足頚性自律神経失調状態やうつ状態、登校拒否、ひきこもりにつながってしまうのです。こうした心身の緊張状態が続くと、ストレスが限界状態になるので、イライラして、キレやすくなるのです。


●「日本人」と「裸足の国の人たち」の足裏測定を比較。
左図は足指の一本一本がハッキリと写っている。右図は、明らかに足指の踏ん張りが不足し、体全体が不安定と見てわかる。

このサイトに掲載している情報は、医師の治療を受ける機会を奪うものではありません。
医師の判断を優先され、あくまで「自分でできる未病改善」の参考として下さい。

Kasahara

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