子どもの不眠症

なぜ子どもの足裏に異常が起こるのか?


外反母趾や浮き指などの足裏の異常は、なぜ起こるのでしょうか? よく言われるように、ハイヒールなどかかとの高い靴が第一の原因ではありません。なぜなら、ハイヒールやパンプスを一度も履いたことのない子どもにも、多く見られるからです。また、あまりハイヒールを履かない大人や男性にも見られます。
 外反母趾や浮き指などの足裏の異常、その本当の原因は次の3つにあったのです。


(1) 足底反射障害


生後1週間くらいの赤ちゃんの手のひらを刺激すると、握り返す反応があり、棒などをつかまらせると、5分くらいしっかり握りぶら下がることができると言われています。これを「把握反射」とか「原始反射」と呼ばれますが、実は足裏にも手と同じような反射があります。生まれてすぐ靴下で足を覆い、また、歩き始めの頃も裸足で歩くことも少なく、幼児期においても平らなところばかりで、足裏を刺激するような凸凹道を歩くことがありません。そのために、足底反射が起こらず、足指を使って踏ん張ることができないので、足裏が発達不足となり、足指が曲がってきたり、浮いたりするのです。これが、外反母趾や浮き指の最大の原因です。幼児期は、みな、浮き指で扁平足ですが、この時期に足裏を刺激することにより、踏ん張ってアーチができてくるのです。
 足裏は尖った小石や木の枝を踏むなどの強い刺激があると、防御反応が起こり、足指で踏ん張り、アーチを上げて、致命傷を負わないよう身を守ろうとします。この繰り返しにより足裏が鍛えられ、発達し、それに比例して体も安定し、身体能力も高くなってくるのです。長い人間の歴史から見ても、これだけ足裏をかばうようになったのはここ60年くらいにしかすぎないのです。足裏には適度な刺激が必要なのです。


(2) ロック歩行
成長期に大きめのゆるい靴を履かせ、しかも「靴ひもをしっかり締める」という習慣がないので、脱げやすくなります。これを無意識のうちに脱げないようにと指先を上げたり、足指を縮めて靴先の上部に引っかけ、ロックさせます。ロック歩行は、かかとと指の付け根で歩くことになり、足指の付け根の中足靭帯がゆるんで起こる靭帯性外反母趾や、親指の骨が出っ張る仮骨性外反母趾、また、ハンマートゥに似た浮き指が起こってしまうのです。


(3) 先の細い靴
(1)と(2)のような理由で、弱った足にヒールやパンプスなど、先の細い靴を履き続けることによって、次第に足が変形していきます。これが、外反母趾の一番の原因といままで言われていましたが、実は3番目の原因だったのです。

この3つの原因をよく理解してください。


そして外反母趾は足の痛みだけでなく、今取り上げている不眠症状や、体のあちこちに不調をもたらせます。

  • (1) スポーツ障害を起こした
  • (2) 猫背や側弯症など姿勢が悪い
  • (3) 首こり・肩こり・頭痛・めまい・顎関節症・腰痛を訴えている
  • (4) 胃腸が弱く、便秘・下痢・冷え性・パニック症などの自律神経失調状態を訴えている
  • (5) うつ状態不眠症・不登校・引きこもりになってしまっている

あなたのお子さんは、これらのような症状を訴えてはいませんか?
また、このような症状を訴えているお子さんが周りにいませんか?
もしいるならば、まずはお母さん自身が知って、教えて、治してあげてください。
お子さんの主治医は、お母さんしかいないのですから。

このサイトに掲載している情報は、医師の治療を受ける機会を奪うものではありません。
医師の判断を優先され、あくまで「自分でできる未病改善」の参考として下さい。

Kasahara

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