足裏バランステーピング療法の巻き方
ここで、12歳くらいから、誰でも簡単にできるテーピング法として、テープの台紙をちぎり、はがした一部から貼る方法を紹介しておきます。
まず、薬局やスポーツ店で市販されている5センチ幅で伸縮性のあるテープを用意してください。
次に、テープを図のように型紙に合わせて、通常の長さと形にカットしてください。型紙は、女性サイズの標準寸法となります。26センチを超える大きい足には、全体的にテープを二センチくらいずつ長くしてご使用ください。子どもにおこなう場合は、中学生くらいからが望ましいです。
(1) 「かかとテープ」「基本アーチテープ1・2」…23センチの長さにカットしてください。同じ長さのテープを、片足につき三枚用意します。かかとテープ1枚と基本アーチテープ2枚として使用します。
(2)「親指テープ」…15センチの長さにカットし、3センチを残してから、図のように2本の切り込みを入れてください。
(3)「小指テープ」…9センチの長さにカットし、図に合わせて斜めに二等分して、2枚に切り離します。それぞれにおいて、2センチを残し、図のように斜めに切り込みを入れてください。これは、小指の両足分に使用します。
(4) 「足裏横テープ」…20センチの長さにカットし、反対側中心部4センチを残し、山型(富士山型)にカットしてください。
最初は、テープの裏紙を一度にはがさず、その都度順番にはがして貼っていくと、スムーズに貼れます。テープが上手に貼れると、2,3分で貼ったことを忘れるくらいに、楽になります。
★画像:カットされたテープの写真
(1) かかとテープ
1.台紙の中央をちぎり、親指側を短めにして、足裏に向けて斜めに貼る。
※小指側はやや長めにして、足裏に向け斜めに貼る。
(2) 親指テープ
1.切れ込みのない側の台紙をちぎり、(1)のテープに重ねて貼る。
2.真ん中のテープから親指を正常な位置に戻すように、第一関節の側面までは引っ張りながら貼り付ける。
第一関節より上の指先は絶対に引っ張らず、下側から巻き付ける。
上側のテープも同じ要領で貼り付ける。
3.下側のテープも同じ要領で巻いていくが、親指の第一関節まで引っ張って貼ったら、下側のテープだけは親指の上側を通して、同様に指先は引っ張らないように貼り付ける。
※3本とも爪にかからないよう注意する。
(3) 小指テープ
1.切れ込みのない方を切れ目の付け根までちぎり、かかとテープの小指側に重ねて貼り付ける。
2.上側のテープから、小指を正常な位置に戻すように起こしながら、小指の側面を通りながら下側に通して巻き付ける。
親指テープ同様、指先には力を入れないこと。
3.下側のテープも同じ要領で、小指の付け根で交差させ、今度は上側に通して巻き付ける。
※2本とも爪にかからないよう注意する。
(4) 足裏横テープ
1.台紙の中央をちぎる。
2.台形の上底(短い辺のほう)を指の付け根に合わせて貼り、横アーチを作るように足裏の付け根を押し上げながら、親指側のテープを足の側面まで軽く引っ張って貼り付ける。
3.甲側は決して引っ張らず、力を入れずに貼り付ける。
小指側も同じ要領で貼り付け、貼り終わりは甲部分で重ね合わせる。
(5) 基本テープ1
1.台紙の半分をちぎる。
2.ちぎった側を親指側として、左右がちょうど半分になるよう中央に貼る。
親指側からスタートするが、甲の面は引っ張らず、親指の付け根を押し込むように足裏に向かって軽く引っ張りながら貼り付ける。
3.小指側も同様に甲面は引っ張らないよう注意し、足裏を軽く引っ張りながら貼り付ける。
(6) 基本テープ2
1.台紙の半分をちぎる。
2.ちぎった側を小指側として、基本テープ1に1/3くらい重ねて貼り始める。
3.小指側からスタートするが、甲面は引っ張らず、足裏に向かって軽く引っ張りながら貼り、最後はスタート地点の部分に重なるようにして巻き終える。
※また、どうしても巻き方がわからない場合は、一度、「カサハラフットケア整体院」、もしくは「全国の提携院」で施術を受けられる事をお勧め致します。
これは外反母趾や浮き指になりかけている場合や予防に非常に効果的なテーピング療法なので、年齢や性別問わず、どなたでも足に悩みがある方に巻いていただきたいテーピングです。
次に説明するのは、すでに足自体に痛みのある場合のテーピング法です。これは浮き指や外反母趾以外にも効果があります。
痛みの種類としては、
第2指の付け根の痛み・第4指の痛み(モートン病)・内反小趾の痛み・足指の変形や痛み・指の間のタコの痛み・指の付け根のタコの痛み・親指のしびれや痛み・足の甲の痛み・足背部の痛み・・などが挙げられます。
もし、ここに挙げた痛みが足にある場合は、こちらの「痛みがある場合の足裏バランステーピング法」を実践してみてください。
(1) 包帯を巻く
1.足の甲に、伸縮性のない綿包帯を5~6周 引っ張らないように軽く巻き付ける。
2.この時、親指の付け根と第5中足骨基部を覆うように巻く。
痛みが強い場合は巻き数を増やし、医療用テープでとめる。
(2) かかとテープ
1.台紙の中央をちぎる。
2.親指側を短めにして、足裏に向かって斜めに貼る。
3.反対の小指側は長めにして、足裏に向かって斜めに貼る。
※この時、強く引っ張らないよう注意。
(3) 親指テープ
1.切れ込みのない側の台紙をちぎり、かかとテープに重ねて貼る。
2.3本あるうちの真ん中のテープから、親指を正常な位置に戻すように第一関節の側面までテープを引っ張りながら貼り付ける。
指先は絶対に引っ張らず、下に通して貼り付ける。
一番上のテープも同じ要領で貼る。
3.下側のテープも同じ要領で貼り付けていくが、下側のテープのみ親指の第一関節まで貼ったら親指の上側を通って、決して引っ張らないように貼り付ける。
※3本とも爪にかからないよう注意する。
(4) 小指テープ
1.切れ込みのない側を切れ目の付け根までちぎり、かかとテープに重ねて貼る。
2.上側のテープからスタート。
小指を正常な位置に戻すように起こしながら、小指の側面を通って下から上に巻き付ける。
3.下側のテープを小指の付け根で交差させるように貼り、今度は上から下へと巻き付ける。
※2本とも爪にかからないよう注意する。
(5) 包帯をカット
1.甲側の包帯に切れ込みを入れ、体重が乗った時に力が逃げるようにする。
2.甲側を三日月型にカットする。
3.次に、足裏の付け根部分も甲側と同様に三日月型にカットする。
※皮膚を傷つけないよう注意する。
(6) 足裏横テープ
1.台紙の中央部分をちぎる。
2.台形の上底(短い辺のほう)を指の付け根に合わせて貼り、横アーチを作るように足裏の付け根を押し上げながら、親指側のテープを足の側面まで軽く引っ張って貼り付ける。
3.甲側は決して引っ張らず、力を入れずに貼り付ける。
小指側も同じ要領で貼り付け、貼り終わりは甲部分で重ね合わせる。
(7) 基本テープ1
1.台紙の半分をちぎる。
2.ちぎった側を親指側として、左右がちょうど半分になるよう中央に貼る。
親指側からスタートするが、甲の面は引っ張らず、親指の付け根を押し込むように足裏に向かって軽く引っ張りながら貼り付ける。
3. 小指側も同様に甲面は引っ張らないよう注意し、足裏を軽く引っ張りながら貼り付ける。
(8) 包帯ズレ防止テープ
1.台紙の半分をちぎる。
2.左右がちょうど半分ずつの長さになるよう、まずかかとに貼り付ける。
親指側から、包帯を留めるように足首の前まで貼り付ける。
3.続けて小指側も同様に、包帯を留めるように足首の前で貼り合わせる。
強く引っ張らないよう注意する。
(9) 基本テープ2
1.台紙の半分をちぎる。
2.ちぎった側を小指側として、基本テープ1に1/3くらい重ねて貼り始める。
3. 小指側からスタートするが、甲面は引っ張らず、足裏に向かって軽く引っ張りながら貼り、最後はスタート地点の部分に重なるようにして巻き終える。
包帯が隠れるように貼るとより外れにくくなり、見た目もきれいに仕上がる。
※どうしても巻き方がわからない場合は、一度、「カサハラフットケア整体院」、もしくは「全国の提携院」で施術を受けられる事をお勧め致します。
医師の判断を優先され、あくまで「自分でできる未病改善」の参考として下さい。
新着情報
- 2015-11-14
- サイトを公開しました
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